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06:15、家をクルマで出発。
日曜の早朝。
クルマで行くのは初めてなので、妻にYahoo!カーナビをセットしてもらった。
クルマに古いカーナビは備えつきのものがあるが、道も古すぎて実用的ではないのだ。
以前は知らない場所へのドライブにはGoogleマップでナビをしてもらっていた。
知らない道で狭い道や右左折が多い道に誘導されたり、曲がる指示が遅かったりでドライバーの私が嫌な思いをしたり、ナビゲータの妻がドライバーにイチャモンをつけられたりして不快なドライブになることがあった。
しかし、アプリを変えてからは円満だ。
交通量は少なく道はスイスイ進む。
途中一度コンビニでトイレとコーヒー休憩。
07:40、クリニック着。
既に1人並んでいる。
駐車場は空いていて車組の中では一番乗り。
しばらくクルマで待機していたが、並ばないといけないのか?と不安になり、並ぶことにした。
08:20から受付開始、診察は09:00から。
続々と人が並び始める。
時間になると順番に受付を済まして、我々は入院の説明を受ける。
妻は何かあったときのために念のため一泊の入院だ。
しばらくして私は元気なおばちゃんに採精室に案内された。
採取した時間をカップに書けとのこと。
あいよー。
どうやらここも本やらDVDやらが用意されているようだ。
ふう。
時計を見ると08:54。
どのくらいの精度が求められているのだろう。
キリよく08:55とすべきか、そうすると何か問題が生じるのか。
・・・結局08:54と記して、後片付けをして部屋を出た。
しかし採卵との時間差はどのくらいまで大丈夫なのだろうか。
部屋に戻ると妻は点滴、血圧測定中だった。
少しして妻は採卵に連れて行かれた。
Kindleアプリで昨夜購入した「武器としての書く技術」を読みながら待つ。
しばらくして、やや不安な想いに駆られる。
心臓病手術後から血液を止まりにくくする薬(ワーファリン)を服用しているが、出血は本当に大丈夫だろうか。
09:24、朦朧だが意識ありで車椅子に乗った妻が戻る。
看護師と酔っぱらい口調の妻がしゃべりながら戻ってきたのだ。
無事に採卵を終えたようだ、良かった。
ついに私たちはやってのけたのだ。
諦めかけた採卵が、今無事に終わったのだ。
11:00、20:00のシャワーの予約 。30分が1スロットみたいだ。
診察があるようだが、呼ばれない。
お昼ご飯になり、妻は入院食、わたしは昼マック チーズ月見バーガーだ。
久しぶりに食べたがウマい。
事前の診察では三個の卵胞が確認されていた。
果たして何個無事に取れて、それらは空胞ではなく、中身はあったのか。
一度待合室に行くよう言われて二人で待ったが、呼ばれず。
結局、先生の時間ができたら入院している病室に来てもらえることになった。
何時頃になるか不明とのことだったのでここで私は帰宅することにした。
13:15頃、入院する妻を残して病院をあとにした。
今回は自分のiPhoneでYahoo!カーナビをセット。
途中渋滞があり、帰路は時間がかかった。
近所のスーパーによったところで、妻からのLINEを確認した。
通知としてスマホの上の方に一瞬内容が表示されるのだが、運転していて見逃したようだ。
無事に三個採卵!
やったー!
なお、翌日に受精確認結果を妻が退院前に聞き、3個中2個の受精が確認された。
そして約一週間後、胚盤胞まで成長して凍結できたとのこと。
なぜか3個!
受精確認できなかったものもその後成長したのだとか。
そして胚盤胞のグレードも良かった。
4BA、4BA、3BB。
妻は自分の手柄のように「すごい?」とやたら聞いてくる。
すごいですねえ。
幸先の良いスタートになって良かった。
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