【夫編08】業者面談4社目

代理出産

朝05:30。
聞き慣れたスマホのアラーム音が鳴り響く。
寝ぼけまなこをこすり起き上がる。
週末の朝は早起きして片道20分程度の公園へ。

プシュッ。


缶コーヒーのプルタブを起こし、カフェインを注ぎ込む。
さて、今日質問・確認することは何だったかな?

この日、義父の反対以降2社目、通算4社目の業者との面談であった。
調べていくうちに、業者はすでに申込金支払済の1社と、この日の面談相手に実質的に絞られていた。
問い合わせ対応や情報開示の具合、我々の希望(海外での採卵は出血リスクが怖いので国内で受精卵作成し、海外へ輸送)とのマッチ具合などからだ。
せめてもう一社ほど有力な候補を見つけたかったが、信頼性や何かが引っかかってしまい、私たちの中ではこの2社に限定されていた。

やがて時間が06:30近くになるといつも通り老齢の男女が出没し始め、iPhoneで洋楽を聴きながらベンチに座っている私の近くで大音量でラジオを流し始めた。
洋楽のメロディーは聞こえなくなった。

私

いいだろう。お前らの健康のために俺は被害をこうむろう。


私はそそくさと退散して帰宅。
朝風呂の中で今日の確認事項の整理をした。

この日の業者担当者との面談はカラオケ屋でおこなわれた。
私たち夫婦に加え、義両親にも参加してもらった。

部屋に着くと、業者の人は慣れた手つきで室内に響き渡るBGMの音量を下げていった。
まずは簡単に説明をしてもらい、その後いろいろなことを質問させてもらった。
2時間近い面談を終えた。
一部、こちらからの要望については業者側が確認・検討することとなった。
義父にも参加してもらえたため、義父が引っかかるところは直接質問・検討依頼をしてもらえた。
業者との面談では毎回新たな発見や学びがあったり、疑問点が明確になっていく。
真剣に代理母出産を考えている人には実際に業者と面談してみることをすすめる。

この日は調子が悪く頭痛がひどかった。
朝、早起きしたので睡眠不足だったのだろうか。
途中から頭の回転は止まってしまっていたが、今回の面談でかなりの部分はクリアになった。
義父のゴーサインもあと少しといったところまで前に進めた気がする。

皆さんも大事な日の前夜はぐっすり睡眠ください。

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