我々のような患者でも受け入れてくれるかもしれない、有力なクリニック情報をキャッチ。
関係各所に迷惑がかからないように経緯を含めてここでは詳細は伏せておく。
ただその前に近所のクリニックで検査しておくことに。
妻がホルモン検査、私が精液検査だ。
不妊の原因の24%は男性側が原因(男性不妊)なんて話も聞く。しかし。
検査ってなんだか嫌だなあ。
もし検査結果が悪かったら、オトコとして終わってますっていうレッテルを貼られることになるじゃん。
知らない方がマシだ。
それにどこでするんだよ。
クリニックで?おっとマジ勘弁。
でもこれからの高額な費用がかかるステップの前に調べなきゃ。やれやれだぜ。
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週末にはジョイフルホンダというホームセンターに行く約束になっていた。
しかし有力なクリニック情報をゲットした妻はその週末にも近所のクリニックで検査をすることを主張。
説明しよう!
検査後にホームセンターに行けばいいじゃんと思うだろうが、わたしは出不精なのだ。(デブ症にも最近なりつつある・・・)
休日にこなせるエクストラタスクは1つまでなのだ。ナマケモノと呼ばれようと構わない。
休むから休日なのだ。
休まなければ平日の仕事で疲れ果てた心身はリセットされない。
しかもそのホームセンターはわりと遠くにある。クリニックで検査したあとに行きたくはなかった。
しかし、、、
すったもんだがあり結局その週末に近所のクリニックで妻はホルモン関連の血液検査結果を聞き、わたしは精液検査をすることになった。
初めての精液検査、初めての婦人科クリニック。
この日は土曜。
朝一の9時半に予約してある。
時間通りに行くとすでに先客(先患者?)がいる。
受付を済ませる。
きっと二度と来ることはないのに診察カードが作成される。
呼ばれるまで待っていると、どんどん人が増えてくる。
人気だなぁ。
しばらくすると呼ばれて、採精室と呼ばれる部屋に案内された。
小さめの部屋、ディスプレイとDVDプレーヤー、数枚のDVD、数冊の本。
もちろんヘッドホン完備。
採精室で再生しても音は外に漏れない。
ディスプレイの正面に一人用のソファー。
コトが終われば別室に通じる仕切り窓を開けてカップを置いて内線電話連絡。
カップにはあらかじめ氏名や禁欲日数などを書いておく。
いやぁ、落ち着かなかった。
すぐ外には見ず知らずの人がたくさんいる。
壁やドアで隔てられているとはいえ、周りの音も入ってくる。
つまりこちらの音も外に漏れておかしくない。
どうやらオレは見られて快感を味わえる変態の素質はないようだ。
そして前に誰が座ったか分からないイス。
清潔なのか?ちゃんと毎回拭き掃除してるのだろうか?
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やるしかない。
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量が少ない気がするが大丈夫だろうか。
検査不能になったりはしないよな、、
とりあえず一仕事終え待合室に戻った。
その日の内に結果が判明するようだ。
1時間程度だろうか、長く感じたが夫婦二人で待つ。
人はさらに増え、イスは満席だ。
インスタントコーヒーがタダで飲めるのでススっていた。
11時前についに呼ばれた。
結果について説明を受ける。
妻の検査結果は詳しいことはよく分からんが特に問題ないらしい。ホッ。
そして俺のターン!
概ね、WHO(世界保健機関)の世界基準内に収まっているとのこと。
(なぜ世界基準なのか。日本基準はないのだろうか。母集団が日本人だけと全人種では統計的に有意差が出そうだが。)
しかし、直進性が悪いらしい。まっすぐ進むヤツの割合が少ないとのこと。
本体のオレも性根ネジ曲がってるからな、ハッハッハッ。
まっすぐ進まないことの何が悪いかシロウトにはサッパリわからんぜ。
良かったらご覧になりますか?
きんもーっ☆
丁重にお断りします。
私、、見てみようかな。
えっ?じゃ、じゃあ俺も。
うへ、泳いでやがる。
写メ撮っていいすか?
構いませんよ。
パシャリ。
真っ白だ。
顕微鏡の接眼部分からうまく撮影するのは難しいな。
もう一度だ。
パシャリ。
おっと、iPhoneのライブモードだ。
数秒だけのムービーとして保存されている。
きんもーっ☆
・精液検査 5,100円
何はともあれ、夫婦二人とも大きな問題はないようだ。
とりあえずひと安心といったところか。
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