【園芸】根腐れしたミニ胡蝶蘭から芽が出たぞ【空中栽培】

園芸

一度は根腐れして絶命の危機に瀕したミニ胡蝶蘭から新たに芽が出ているのを発見しました。うれしいので今までを振り返った記事を書いてみます。

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ミニ胡蝶蘭との出会い

2018年10月、ミニ胡蝶蘭と観葉植物のガジュマルをプレゼントとしていただいた。ミニ胡蝶蘭は紫色の花が咲き乱れている。素晴らしい。ミニ胡蝶蘭にはラン子という名前が授けられた。今写真を見返すと、元気な緑色の根っこが化粧鉢から顔を覗かせている。

根腐れと植え替え

2019年1月、花の時期も終わった頃。ラン子の元気がない。何気なく根元をチェックしてみると根に白いカビのようなものが。なんてことだ。ラン子、まだお前を逝かせるわけにはいかない。調査を実施し、植え替えという緊急オペを決断した。なお、このときはミズゴケと根の違いも知らない素人だった。根がスカスカになっているのだが、この状態がスカスカということも分かっていなかった。

古い水苔は取り除いてあげ、無駄な栄養を使わないように花茎もカット。生きろ。ラン子よ、そなたはまだ生きられる。

明らかにダメな根はカット。農薬(ベンレート)にしばし漬けて殺菌。

新しい水苔を用いて素焼き鉢に植え替えた。胡蝶蘭は水苔と素焼き鉢のセットかバークとプラ鉢のような組み合わせが良いと言われる。原産地では木に根が絡みつく、着生植物らしい。メネデールという活力剤も与えてみた。

再度の根腐れ

2019年2月。水のやりすぎが根腐れを引き起こすようだ。最先端の水やりタイミングをお知らせしてくれるツールを購入した。水が必要になったら色が変わるんだぜ、すごいだろ?

4月。ラン子の元気がない。水苔から取り出してみると・・・根腐れが進行していた。水やりをチェックするためのツールは素人には便利だが、セッティングをミスると誤った水やりにつながるということを身をもって学んだ。植え込み材を取り除くとき、ツールの測定部はもう乾いていたが、中心部はまだ湿っていた。みんなは差込み方、位置、角度に気を付けてくれ。

空中栽培

ここから、胡蝶蘭業界の最先端、最後の希望の空中栽培を開始することにした。空中栽培とは植え込み材なし(コンポスト無し)での栽培方法で、根腐れ対策の最終兵器でもある。この方法の画期的な点は常に根が空気に触れているので乾きやすく、根腐れになりにくいという点だ。胡蝶蘭の失敗の大部分は水やり失敗による根腐れであり、これを回避できるまさに次世代の育成方法なのだ。水やりは毎日(2日に1回になることもある)夜に一時間程度コップに水を入れてそこにラン子の根を沈めている。たまに肥料(ハイポネックス)や活力剤(メネデール)をこの水に数滴たらしてから水やり(入浴)をしている。

そして空中栽培開始から5ヶ月経った9月下旬のラン子だが、空中栽培開始直後に生え出した緑色の根が成長し、そして本日、また新たに根が出ているのを発見した。頑張れラン子、今年も冬を越えてまた花を見せてくれ。

茶色の根は根腐れしておりカットした方がいいのだろうが名残惜しいので残している

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